YDD-Tech Notes 技術メモ Part3 074〜100 2007-9-12 update(096-100)
今まで誰も語らなかった情報を公開。
ネタがたまってきたので久々の再開です。(´ー`)
Prat2の終わりで尻切れになっていました・・・(海外ドラマのシーズンまたぎみたい。 )
ここで、AMMのJ-AMANOさんから大変面白い話を聞きましたのでそれを元に話を進めて
行きたいと思います。
J-AMANOさんは富嶽やあのミニサイズのジュニア707の作者の方です。ミーティングでは
ひたすら黙々と整備をしたり走行させたりさせていて(まあこういう方が多いんですが)
技術とアイデア、洞察力はいぶし銀のような渋さがあります。 それはさておき、
潜水艦の水上走行はなぜ旋回半径が水中より大きくなるか・・・。
かんたんな誰にも出来る実験で何となくそうかもしれない、と実感できる方法を教えて
いただきました。
最初は半信半疑ではありましたがやってみると実に面白く興味深いものでした。
ここで、前回のおさらい
私のヴォイジャーやエンタープライズは水上でもほとんど船体が出ていません。これは
そのぐらいの浮力が水中でのバランスがいいと言うことで、特に水上での走行もほとんど
させないので気がつかなかったのですが、ヤマトに関してはやはり艦橋ぐらいは水上走行
の時に出したいという理由で艦橋部のみ水上に出るような浮力バランスにしています。
ところが、水上に艦橋を出したままの水上走行では旋回半径が水中の2〜3倍も大きく
なってしまいます。推力偏向ノズル方式ですから舵と違いスピードの影響はあまり受けません。
なぜ・・・? と言うのがそもそもの疑問。と言う話を載せていたらJ-AMANOさんが面白い
事を教えてくれました。それはお風呂実験。コレを読んだらちょっとおためしあれ。
今の季節暖かい風呂が最高です、湯船に使って今日の疲れをいやしつつ一息ついたら
実験の開始。用意する物は何にもいりません。体一つでOKです。
風呂につかるというのは日本の古来からの習慣かどうかは分かりませんが、日本人で
良かったなぁと思えるはず。ただし、銭湯でやると変なおじさんに思われますから
ご注意を。
湯船につかったら片手を前に出して手のひらを垂直にします、
うちわを扇ぐように水面に親指だけ出るようにして左右に動かします。次に親指が
完全に水の中に入るようにして同じように動かします。
するとどうでしょう、水面近くより完全に水中の方が抵抗感は少なくなります。
なんで???、ではありますが何回も試しても確かに水面の方が抵抗は大きくなります。
コレを造波抵抗というらしいのですが手でやっただけで確かに感じます。
50cm程度の船体であるがゆえにこの抵抗の差はかなり大きな物になってきます。
確かに水面は大気圧もかかっていますからなおさらなのでしょう。
いろいろな人に話を聞くとヤマトだけじゃなく他の潜水艦もセールを出して浮上走行
をさせている時には小回りがきかないそうです。 なんだ、ヤマトだけじゃないのか・・・。
たしかにRC潜水艦は水上では速度が遅くなり水中の方が機動性もあがります。
とまた一つ勉強させて頂きました。
だからなに、ではなくRC潜水艦にはそういう特性があると言うことを覚えておくと
これからやってみたいという人は戸惑わなくていいかもしれません。
じゃあ問題の潜り込みはどうなのかというと、これも水面で抵抗が大きい状態で加速して
潜っていくわけですからそのまま潜るに従って抵抗が少なくなっていったら・・・
急に潜っていくような感じになるんじゃないかと推測されます。
こちらはお風呂だと実感しにくいんであくまでそうかもしれない、と言う感じではありますが。
ちなみに、ラジコン潜水艦普及委員会で全国の初心者サブマリナーからスーパー・サブマリナー
までが、それぞれのアイデアと工夫で 夢のマシンを実現させる祭典としてサンダーバード4号
を水中ラジコンにしようという企画を行っています。2006年12月31日まで参加者募集して
ます。4号の船体自体はラジ潜委員会からもらえますから(12/20現在後2名分)我こそは
ぜひと言う方はぜひ挑戦してください。 制作でわからないことはラジ潜サイト主催の松井さん
がサポートしてくれますから初心者でも大丈夫・・・(´ー`)たぶん。
詳しくはリンクから初心者向けラジコン潜水艦総合サイトへ。
2006年末にアクアモデラーズのスペースシャトルに別の機体が登場しました
最初のシャトルはVoodooさんという方の作品で多分世界初の水中宇宙船です
。
(私のヴォイジャーはその半年後に就航しました)2機目は同じアクアモデラースに参加され
ているRNさんという方の作品です。
Voodooさんのはディスカバリー、RNさんのはアトランティス、ベースモデルは同じ物を
使用しています。基本的に違うのは推進方式です。ディスカバリーはポンプを使いアトランテ
ィスは船体内にスクリューを持つインペラ形式です。操縦方法は同じ、エレベーターをエルロ
ンとして使用しています。(内緒ですがどちらも垂直尾翼(ラダー)は固定式で稼働しません。)
つまり飛行機のようなロールさせて曲がると言う方法をとっています。
またアトランティスはインペラのため、逆転させて機種のスラスターから水を噴射させてバッ
クをすることが出来ます。
このことは実は大変面白いことで、シャトルのようなリアルスケールモデルをラジコン化しよう
とするとどうしても何らかのデフォルメが必要だったりするわけですが水中では完全にリアル
スケールモデルを使用することができます。 また、動きも墜落する心配はないわけで(その
代わり水没したりするわけですが、レスキュー班がサルベージしてくれますから問題なし)ゆっ
たりとした動きで宇宙空間さながらの動きを見せてくれます。
このあたりが宇宙モデルを水中で飛ばす面白さだと思います。アクアモデラーズのシャトルは
今後さらに増えるかもしれません。
スペースシャトルを水中ラジコン化しようとしている人は他にもいるようで、Voodooさんに
よれば海外からの問い合わせもあるそうです
。私も少々心惹かれているのですが、なにしろ
作っている余裕が無くて悔しい思いを募らせています。やはりここはエンタープライズとして
製作せねばならないとは思うのですが・・・。
シャトルを製作する上で一番難しいのは水中でのバランスだと思います。
浮力についての話はTech NoteのPart1で書いてありますが、Voodooさんのシャトルのよう
に自由自在に動かそうと思うと浮力バランスのとりかたが非常に難しくなります。
たとえば私の宇宙戦艦ヤマトは第三艦橋に重りを入れてロールしないようにしていますが、
シャトルの場合全く逆の発想で自由に動かすには重心をなるべくセンターに集めなくては
なりません。 ヴォイジャーは推力偏向で左右に曲がりますがシャトルの場合は船体を
エルロンでロールさせてそのまま旋回していくわけです。ここで、自己復帰してしまうような
重心を下げたバランスにしてしまうと曲がろうと思ってもロールが戻ってしまい、そのまま
直進してしまいます。
つまり船体自体はすべてにおいてニュートラルな状態が望ましいのです。浮力は当然上に向か
う力になりますし、機体が傾いたままならそのままの状態になるようなバランスが必要なので
す。
ヴォイジャーも実は自己復帰するようなバランスになっています、ですから非常にロールしに
くくなってはいますが船舵(エルロン兼用)を大きめにしているのでかろうじてロールは出来
るようにはなっています・・・。
船体を水中に入れて見ると船体下部に重心を置いた艦は傾いてもすぐ自己復帰するのが分かり
ます。潜水艦には重要なことですがシャトルではこれが逆に不都合となります。
エンタープライズAの場合完全なロールはしません。旋回時は大きくバンクし、旋回が終わる
ときれいに船体が水平に戻ります。これは噴射口の位置が船体をバンクさせるのに都合の良い
位置にあるのですが、旋回が終わると船体バランスによってすぐにバンクが直ってしまいます。
私のイメージ的には好都合なのではありますがこれはそうなるように操縦しているのではなく
勝手に戻る力が働くからです。 大柄なエンタープライズでも水中では浮力の設定に大きく
影響されるのです。 私の公開している動画はCGではなく実写ですがバンクから戻る動きが
自然で(というより自然に任せていると言った方が正しいかも)CGを見ているようだと言わ
れます。
事実は小説より奇なり、水中ではいろいろな発見を目の当たりにします。
宇宙に上下はありません、自分から見て上か下かです。そういう想定で飛ばすのにはそれに
あったバランス、そういった事への理解が必要なのかもしれません。
水の中は潜水艦の為にだけあるのではありません、もっと身近な宇宙を楽しむという
アプローチを考えられる場所なのだと思います。
辰巳の水中ロボットコンベンションに参加してきました。水深5mもあるプールでの走行は
とてもいい経験になりました。そして他のAMMメンバーの結果もあわせて貴重なデータを
得ることが出来ました。
水深5mというのは想像以上に厳しい物でした。 まず水の屈折に悩まされました。そう
小学校で誰もが習うあの水の屈折です。いつも使用させて頂いているJAMSTECの3.3m
プールではそれほど気になりませんでしたが5mともなるとまず距離感がつかめません。
水面から見ていると多分4m程度で分からなくなります。もうすぐ底なのか、まだあるのか、
船体の姿勢がアップトリムかダウントリムか判断つかなくなります。これは水面の揺らぎの
せいもありますが目視では3m〜4m程度が操縦可能限界だと思い知らされました。
プールサイドにある水中窓からなら全く問題ありませんが、この窓から見れる人数は限られて
しまうためデモ走行として行うには水面からの目視(見る人と同じ条件)で行える範囲で
操縦するのが妥当のようです。 午前中のENTERPRISEの走行時にこの窓から操縦していて
あとでプールサイドに上がったら上からはほとんど見えなかったことに気がつきました。
最後の5分ぐらいは水上走行をしてみましたがこれもいまいちかっこよくない・・・。
というわけで午後からはプールサイドでの操縦にきりかえました・・・。
ENTERPRISEの走行時間はあの有名な東工大のウミヘビロボットと同じ時間なので
小回りのきかないENTERPRISEはウミヘビロボットにヒットアンドアウェイでレーザー攻撃
を繰り返してましたが・・・(´Д`;)ムダナドリョク・・・
というわけで、ENTERPRISEの次にVOYAGERを持ち出しましたがこれが予想外のトラブル。
4mぐらい潜らすとノーコンになります。つまり電波が届いてない!!
このときすでに他のAMMメンバーの潜水艦も3m以上潜らすとノーコンになると言う話が
ちらほら・・・。さっきのENTERPRISEでは問題なかったのになぜVOYAGERはだめなのか・・
レスキュー部隊がなぜか一人もいなくて(たぶんさぼってた・・・)
ノーコンになりプールの真ん中で5mの水底に
取り残されたVOYAGERの運命やいかに・・・。
レスキュー到着まで約5分、とんだ水密テストになってしまいました。
引き上げてもらいましたがすでに規定走行時間が過ぎてしまい再度走らせて確認できませんでした。
本体に水漏れや異常はありませんでしたがこれはショックです。なぜなら、VOYAGERと
ENTERPRISEの使用している受信機は同じ物だからです。
なぜ、何が違うのか・・・。
私の4回の走行時間の最後は再びVOYAGERの予定でしたが急遽ヤマトに変更。
ヤマトも受信機は同じなのでどうせなら水密サーボが壊れよとも滅多にないデータ取りに
変更しました。
ところが、ヤマトはノーコンにならない・・・・なぜ?
受信機はこれまた同じものです。これは困りました。予想外です。
5mの水底付近でもちゃんと動いてくれます。
水密サーボも耐えてもってくれています。 うーん・・・。
違いと言えば、アンテナの長さ。
ENTERPRISEの方はJAMSTECでも時々ノーコンになる傾向があったのでアンテナに
リード線を追加し延長してありました。円盤部内部をぐるっと一週這わせてあります。
ヤマトやVOYAGERも少しは延長してあります。逆にこの2隻はほぼ同じ長さ。
これはどう判断すればいいのか・・・。
VOYAGER は就航後3年近くたっているので受信機の劣化?(そんなことあるのか?)
もしくは個体差なのか・・・。これは再度テストできるときまでおあずけですね。
でも結論として、私の使用しているFM(PPM)受信機40mhz地上用でも5mでも
ほぼ大丈夫という結論になりました。ただし、操縦して面白いかどうかは別ですが・・・
ただしこれはあくまでプールなどの真水の場合です。海水は電波は届きません。
間違っても海でRC潜水艦を走らせては行けません。これはお忘れにならないように。
水に潜るというのは水圧との戦いです。水はほんの少しの隙間から容赦なく漏れてきます。
これはやってみるともの凄く大変だと言うことに気がつきます。
えっ、なんで?、どこから漏ってる? AMMの強者達のなかでもほぼ全員がこの経験が
あると思います。 それほど水密というのは難しい物です。
みんないろいろな情報やノウハウを交換しあい、より強力な水密機構を作っていくのが
アクアモデラーズに集まっている人たちの楽しみでもあります。まさにノウハウの宝庫。
クラブでもないアクアモデラーズが存続している理由の一つでもあると思います。
それはさておき、
防水に関わることで重要なことがあります。それは船体構造です。
まず大きく分けて船体構造には3つあります。船体内はすべて気密空間になっている
ドライハル。船体内の主要部分だけ気密化してあるセミドライハル。メカ部分だけ
防水加工してあるウエットハル。ハルというのは船体という意味です。
普通ラジコン潜水艦を知らない人は、ラジコン潜水艦をドライハルだと思うようです。
つまり船体内はすべて空気があると。 ところが実際はほとんどがセミドライハルか
ウエットハルなのです。 なぜか・・・
これはドライハルだと防水処理が大変なのと空気の浮力は思った以上に強いという
事に他なりません。
ペットボトルを空気だけにしてキャップして水に沈めてみてください、もの凄い力が必要になり
ます。1m近いRC潜水艦を潜らすのにメカを積んでも重さが足りません。そこでバラストタンク
という水を入れるスペースを作って空気を抜いて潜らせたりする。これがいわゆるバラスト潜水
方式。本物の潜水艦と同じですね。 その辺の詳しいことはラジ潜委員会の参考本を読んで頂い
た方がわかりやすいのですが、この場では私の宇宙船達の話に集中しましょう。
私の作っている宇宙船は例外なくウエットハルです。つまり船体内は常に水が入っています。
重要なメカを守るメカケースのみ強力な防水機構に守られています。
あの走行しているエンタープライズやヴォイジャーの中は常に水に満たされているというのは
想像しにくいかと思います。ところが走行前には必ずプールにつけて空気抜きをしています。
少しでも空気が残っているとちゃんと潜ってくれません。というより自由に動いてくれません。
つまり水が入った状態で浮力のバランス調整をしているからです。
メインドックで紹介しているように第二船体内のメカボックスはわずかなサイズのアクリル
板のボックスです。この中に走行制御のアンプと受信機が入っているのです。
そして船体内は円盤部もワープナセルも第二船体もすべて水が入ります、思いっきり
どっぷりと・・・。
そしてこの5〜6cm角のメカボックスが強力な防水能力を発揮しています。この中のみ
空気が入っています。
そしてメリット・デメリット交錯するこの方式に私がこだわるのはなぜか・・・。
エンタープライズもヴォイジャーもヤマトも、浮力材として追加している硬質発泡スチロール
をはずしたら沈みます、全く浮きません。つまり浮力調整はすべてこの硬質発泡スチロールに
頼っています。浮力剤として耐圧変化に強く調整はすべて浮力剤の増減で行っています。
そう、つまりメカボックスは単に防水のみに使うボックスで浮力調整などの別の目的には
ほとんど役立っていません。目的を限定して作るからこそ思い切った防水処理が出来るのです。
そう、メリットはまさにこのことです。
単一目的の単純構造だから信頼性が高い。
逆にデメリットはというと、多くのリスクを一つ一つつぶしていかなくてはならないと
いうことです。ボックスからでている配線一つ一つ、確実に防水していく必要があります。
これは数が増えれば増えるほどリスクが増えるわけでこの増えたリスクを消し去る技術が
必要になります。 それがデメリット。
でもここでもう一つ大きなメリットが・・・それがこの章のタイトル、耐圧限界です。
私が使用しているアクリル板はほとんどが2mmの厚さの物です。これがみそ。
たとえば同じ2mm厚の板でも5cm角と10cm角だと力を加えてみると10cmの方は
少したわみますがこれが5cm角だとちょっと力を加えた程度じゃあしなりもしません。
つまり同じ厚さの板を使うなら面積が小さくなった方が外からの力に強くなります。
小さいボックスにした方が水圧に対して有利になります。これがエンタープライズや
ヴォイジャーの水密ボックスの秘密。5m程度の水圧にもびくともしません。
3mm厚でもいいのですが加工が大変になります。
そして小さいと言うことはレイアウト上でも有利になります。
私の場合このメリットを生かすため、デメリットである防水処理の多さを選んでいますが
それを解決しているのがTechNote Part2で紹介している接着剤の話です。
エンタープライズやヴォイジャーが3.3mや5mに耐えられるのはまさにこのおかげでもあります。
そして、この絶対の自信はどこから来るか・・・というと、24時間10m深度試験をクリアしてる
からです。
どこでそんなことできるんだよ!・・って、じつはあるんですよ。うちの井戸。
深さは井戸ポンプ屋が驚いた14m・・・満水時には10m深度可能なのです。
(´Д`;)シズメテイクト、ジブンデモチョットコワイ・・・。
稼働部が全くないメカボックスの耐圧はともかくとして稼働部のある他の部分はどうかと
いうと、これは井戸テストじゃあわからないのです。井戸の場合沈めてしまうと動いてるか
どうか分からないのでこれは実際の走行テストでの判断になります。
水密サーボや防水サーボに関しては後日TeckNoteにて簡単に解説しますが、まず先に
動力の重要なパーツ、灯油ポンプや風呂ポンプについて解説していきましょう。
ヴォイジャー・ヤマトは灯油ポンプ、エンタープライズには風呂の水くみ上げポンプ。
どれもホームセンターで入手可能な物ばかり使用しています。それは、なるべく特殊なものを
使わずに物作りをするという私のポリシーです。 たとえば、このパーツがなくなったら
もう動かせなくなってしまう、というのはなるべくさけたいからです。
というわけで(株)工進さん、灯油ポンプとバスポンプを作り続けてください(´Д`;)
特にEP-10は灯油ポンプの傑作だと思います。
それはさておき、このポンプの耐久性や耐圧はどうなのかと・・・。
私が使用しているのはEP-10ですがこれはそもそも3v仕様のモーターなので
7.2vや9.6vというラジコン用のアンプで使用するには問題があります。
さらにノイズキラーコンデンサがないためこのままでは受信機にノイズが乗って
使い物になりません。そこでラジコン用のモーターに交換しノイズキラーコンデンサを
追加するわけですが、そもそもそんな使い方を想定している設計ではないので当然
すべて自己責任となります。
ですが、VOYAGERやYAMATOのパワーユニットとしてすでに1年以上使っていますが
非常に信頼性の高いユニットだと思います。
実は、灯油ポンプもバスポンプも私のような使い方をすると当然少々水漏れはあるようです。
ヤマトは1年以上メンテ無し、VOYAGERも前回の交換から1年以上、ENTERPRISEは今回の
辰巳用に約1年でモーターを交換(これはよりハイパワーな物に交換)。
ばらしてみるとモーターは案の定、周りが錆びています。
でも動くうちは交換する必要はないと思います。
ちなみに2ヶ月に一度3.3mプールで使っていていてこの状態です。
交換用のスペアはいくつか作ってありますが未だ出番はありません。
また、ハイパワーなバッテリーを使用しない場合はオリジナルのモーターでもノイズキラー
コンデンサを追加するだけで結構使えます。
バスポンプの方は連続使用は30分以内にという説明書に反して一回40分近く動かす
わけですがこちらもラジコン用のモーターに交換して使用していますが特に問題ありません。
モーター寿命を縮めたとしてもモーターは消耗品と考えればいいわけで、モーター交換か
あるいはポンプ自体を新しい物に交換すればいいわけで、他のラジコンユニットと比べれば
安い物です。
灯油ポンプもバスポンプも設計時より遥かに高回転で使用しているにもかかわらず
十分使用に耐えています。そしてこれらのポンプがなければラジコン宇宙船は実現しなかった
かもしれません。
いつもは3.3mで使用していますが、今回の辰巳水中ロボットコンベンションでは水深5m、
この環境でどうなるかが今回の私のテーマでしたが、いろいろなことが分かりました。
結論は・・・5mでも動いてくれる・・・ですが。
今回のコンベンションでは持ち時間が1回に20分。バッテリー的にVOYAGERでもYAMATO
でも全開走行可能時間です。VOYAGERは残念ながらノーコンになり走行時間は10分程度でしたが
YAMATOは20分しっかり走りきりました。しかも5mからの浮上や4mぐらいの深深度走行を
繰り返した結果でも問題なく動いていました。
ところが、15分を過ぎたあたりから浮力バランスが変化してきました。
水面に停止させるとほんのわずかづつ沈んでいくようになったのです、つまり浮かない。
メカボックスなどに浸水は全くなかった為ポンプのモーターケースに浸水してきたと推測。
それでも限界テストのためにむち打って走行させましたが走行自体には最後まで問題は
ありませんでした。 多分、VOYAGER,ENTERPRISEともに同じように多少浸水はあるので
しょうが、こちらは元々浮力材の量が多く、モーターケースに多少浸水したとしても
浮力バランスに大きく影響しないと言うことなのだと思います。モーター自体の容積は
そんなに多くありませんし。
1/500YAMATOは1/350の方の完成も近いこともあり、さらにはスペアポンプも作って
あるので今回は交換メンテせずにしばらくこのままほうっておいてみます。さてどうなるか。
しかし、バスポンプや灯油ポンプはそもそも数10センチ程度の水深に沈めて使用するもの、
3.3mや5mといった環境でここまで安定して使えるとは驚異です。
まさにこれなくしてYOKOSUKA DRY DOCKSは存在できないかもしれません。 (´Д`;)
JAMSTECの一般公開に参加したYAMATO1/350に珍現象が・・・。
水温28度、これは着衣泳やレスキュー訓練をやるためにプールの温度を上げていたためで
通常は20〜24度ぐらい、真冬だと18度前後で走行させています。
いつもは問題ありませんが、この日は入水させて時間がたつ毎に徐々に船体が泡に包まれ
ました。???ですが、船体全体が細かな泡だらけに。
外側に着くと言うことは内側にも着くと言うことで、細かな泡でも総量にするとかなりの
浮力になります。こうなるとバラストタンクをもたないYAMATOは浮力が強すぎて潜って
くれません。 今まで何度も走らせてますが、こういう現象は初めてです。
徐々に浮力が強くなるので最初は普通に操縦していましたが、そのうち水平に走行しようと
すると
そのままだんだん上がってくるようになり、ノズルの向きを変えて下げ舵をとっても
潜っていかなくなり、あげくは船体が水面で傾いても噴射だけ水面から飛び出るように・・。
もうこうなると推力が伝わりませんから潜れなくなります。・・・ほとんど水上艦・・・。
なさけないことにこうなると打つ手はありません。
他のメンバーの船も多かれ少なかれこの現象に影響を受け潜れなくなった船も出たようで
す。
船体に着く泡・・・これはなんなんでしょうね?
20度前後ではこういう現象は起こりませんし、
今までも多少泡が着いて不思議に思って
いましたがここまで影響が出たのは初めてです。理由に関しては水中の酸素飽和度が高い
のではないかとか、色々意見が出てましたが、これは全くわかりません。
科学に詳しい人教えてください・・・と言う感じ。
これからはプールの水温に関しても注意するしかなさそうです。
受信機の性能差は決定的な差があるのか・・・これは今まであまり深く考えませんでした。
今ほとんどの艦で使用しているJETTIのREX5で不都合がなかったからです。
小型で値段も安く、非常に信頼性が高いと思っていました。フタバのPCM受信機も持っては
いますが、サイズ的に搭載しにくいと言うのが使用していない理由です。
最近GWSの6ch受信機を使い出しましたが、(値段的に安かったので)これが思わぬ
落とし穴でした。どちらも水上走行時には全く問題なく使用できています。ところが・・・。
JAMSTECの3.3mプールで使用するとREX5は3.3mでも問題ありませんがGWSは2.5mを
超えるとノーコンになります。これはかなり致命的なことになります。
誤解の無いようにお断りしますが、GWSも外プールで水上走行時に使用しているときに
はかなり離れても問題なく受信してくれています。もともとREX5もGWSの6CH受信機も
小型のパークプレーン用ですから、十分な性能といえるでしょう。
ところが、Rex5が辰巳の5mプールでも使用できたのに対して、GWSの6ch受信機は
水深2.5 mまでしか届きません。これは致命的です。
私のモデルはすべてバラストタンクがありませんし、浮力調整は2mぐらいで+-ゼロ、
それ以上の深度ではマイナス浮力(つまり浮かないで沈みます)になるように調整して
あります。
こうなると2.5mですべての機能が停止すると・・・そのまま沈みます、つまり水没。
自力での脱出は不可能になります。
今回水の中は電波が通りにくいというのを身をもって体験しました。
レスキューダイバーがいないときに1/350ヤマトが3.3mプールの真ん中で水没しました。
こうなると自力では脱出出来ませんし、レスキューロープ(先っぽにJ字型の針金がつい
ていて引っかけてひきあげるもの)もさすがに届きません。
そこで、VOYAGER出動!、水没停止しているヤマトを船体で押してプールサイドまで
そのまま押して運ぶことにしました。2度ほど押しているときにはずれましたがどうにか
壁際まで押してそのままVOYAGERは脱出、ヤマトはロープでのサルベージ成功。
受信機の性能が如実にあらわれた瞬間でした。
3.3mまで潜らせないような小型艦には安くてうってつけでしたが、1/350のヤマトには
少々役不足、速攻REX5に交換したのはいうまでもありません。
内部の搭載スペースに余裕があれば多少高くてもフタバのPCM受信機を使用するのが
望ましいのはいうまでもありませんが、値段が半分程度のREX5の優秀性を垣間見ました。
結論としては値段が高くてもいい物を使った方がより安心して使えるという事だと思い
ます。 しかし、メーカーもこんなテストしないだろうしなぁ・・(´Д`;)
ながら操縦するゴーグルミーティングというのがあります。もちろんこれは希望者だけ
ですが、実際に水中をみながら操縦するのは非常に楽しいのです。
プロポ自体は両手で抱え水面から出して操縦するわけで端から見ていると非常に間の抜
けた 絵柄になるのはいなめませんが自分の操縦する艦がすぐそばを横切ったり、スティ
ックの 動きに反応するのは非常に感動的です。しかも普段水面から見ているのと違い
モーターやギアの音が聞こえてなおさら臨場感たっぷりです。
もっとも、これが出来るのは夏の間のわずかな期間でしかありませんが、その間に
色々確認することも出来ます。 操縦性の確認に関してはこれ以上の確認方法は
ありません、加速減速、上昇下降、旋回など水面から見ている以上によく分かります。
JAMCTECのプールでは水中窓がありますからそこから覗きながら確認することが出来
ますが
臨場感に関しては自分が水中に入る方が何倍もリアルに感じることが出来ます。
ラジコンカーを操縦したりラジコン飛行機を操縦したりするときには水面というやっか
いな障害がありません。それはあたり前なのですが水中ラジコンに関してはその感覚が
やや違いますから、こういう方法で同じような感覚で操縦できるというのはやっと
同次元の楽しみに近づくことが出来るのかもしれません。
ではなく実際に動きを見て理解することでより操縦の感が鍛えられるのはいうまでも
ありません。
ヴォイジャーの前翼はエルロン機能もあり、しかも推力偏向で旋回性能も高いですから
操縦は非常に複雑になります。さらに前翼はブレーキの役目も果たしますからなおさら
です。 じつはこのゴーグル使用での操縦で1年以上分からなかった操縦特性をやっと
理解できました。
一度理解してしまえば水上からの操縦でも自由自在に動かせますがそれまではよくわか
らない挙動もありました。ものは試しというか好奇心というか、色々やっては見るもの
だとつくづく思いました。
それと、もう一つ気が付いたこと。ヴォイジャーもエンタープライズも水中では非常に
静かな艦だと言うことです。 スクリューを使っている潜水艦はモーター回転を落とし
て(ギアダウン)いるために、モーター音、ギアの音、などが結構水中では響きます。
それに引き替えポンプを使っているのでギア音もなくモーター音だけなので音が伝わり
やすい水中でも近くまでこないと音がしません。これは宇宙船のイメージとしては
非常にリアルでいいのではないかと思います。 水中で制止したりするとまさに宇宙
空間。 実は航行中よりこの時の方が感動したりします。
ヘリコプターのホバリングのようにせわしなく何かが動くわけでなく、羽やプロペラ
もないものが空間で無音で制止している。 これは感動ものです。
また、この時自分自身も重力から解放されているので感覚的にはまさに宇宙空間で
自分の好きな宇宙船のラジコンを操縦しているような不思議な感覚を味わえます。
これもまた水中モデルの宇宙船の楽しみでもあります。
今年は間に合いませんでしたが、プロポ自体の防水ケースを作り完全に水中から
操縦するという事を次の目標にしてみたいと思います。
来ました。3.3mの水圧って・・・。
というわけで身をもって実験してみることに。
子供の頃から海に潜っていて慣れているとはいえ、そんなこと考えて潜ったりしま
せんからいい体験になると・・・。
3.3mの底に静かに潜って立ってみると、底には水中窓からしか見たことのない世界
が広がっていました。・・・はともかくとして、耳が痛い・・・。
体はともかくとしてまさに体感。更にしゃがんでみると・・・更に痛い。
耳抜きをすればいいのですが趣旨はそういうことではないので実感としてまさに
体験したという感じです。
なんだかヴォイジャーやエンタープライズを3.3mに着底させたりしてたのが
申し訳なく思えるように・・・。
硬質な発泡スチロールでも水圧で浮力が無くなると言うことは、やはり模型とは言え
かなりの圧力がかかっていることを身をもって体験しました。
現在サーボからのリンクロッドはOリングを2重にしてその間にグリスを入れてあり
ますが、やはりそのぐらいの耐水耐圧処理をしておかなければならないのが実感と
して分かりました。
現在の水密方法で5mの辰巳のプールも乗り切りましたがやはりこれからも最低限
この程度の耐圧水密方法で作らなければならないと改めて確認すると共に、さらに
強固な耐圧防水処理も探っていかなければならないと思います。
私の艦のほとんどのメカは小型分散型水密ケースで構成していますが、複数ケース
での水漏れリスクより耐圧に有利なこの方法の選択が正しかったのかもしれません。
しかし、いつも水中撮影やレスキューをしてくれるAMMのせと際さんや PUMPKIN
さんはえらいなぁと実感。 水圧に関しては体験済みと言うことでレスキューなどは
やはり彼らにお願いしようと思います。(´ー`)好奇心も満たされたし・・・。