SUB DOCK-C   宇宙戦艦ヤマト Space Battleship YAMATO  1/350 2007-5 就航

Dock-B 1701A


ヤマト完結編!
バンダイから発売された1/350の宇宙戦艦ヤマト、モデル
自体が電飾、稼働砲塔などギミック盛りだくさん・・・。さて、これをどう動かすか、丸一ヶ月悩んだ末、ようやく着手しました。今回ギミックについてはオリジナルの物を流用するよりすべて自作という方法を選びました。オリジナルメカを水密化するよりその方が手っ取り早いという判断からでした。とりあえず可能な限りのメカと今までのノウハウを全部投入したYOKOSUKA DRY DOCKS渾身のヤマトが誕生しました。モデル入手から完成まで4ヶ月という突貫工事でしたが、概ね予定通りの艦に仕上がりました。

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宇宙戦艦ヤマト  モデル情報
・ベースモデル:バンダイ 1/350 宇宙戦艦ヤマト

走行メカニズム
・推進方式 ポンプジェット(バスポンプ)
・舵取り方式 3D推力偏向ノズルシステム (3D-ACTIVE DRIVE )

コントロールシステム
・5ch R/C システム
・サーボモーター(enRoute×1)(GWS PICO×2) (GWS-ナロー×1)
・アンプ GWS 600
・受信機  2007/6月にGWSからJETI REX5に換装
・バッテリー 動力用ニッケル水素 単3×8本 
・波動砲ユニット用(1.単5×1本)/(2.単5×2本)
・動力用モーター 工進製バスポンプ KP-15 (400クラスモーターに換装)

電飾システム
・点灯用LED 3mmLED×5個
・1w超高輝度LED(波動砲ユニット1)
・釣り用パナソニック製ストロボ(波動砲ユニット2)


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YDD-ENTERPRISE1701-A●2007年5月

製作期間4ヶ月その間に辰巳イベントなどへの参戦もあり、いやはや大変な4ヶ月を乗り切りここにようやく完成しました。
今回は走行メカだけでなくギミックも仕込むためより多くの時間が製作に当てられました。

一言で言うと、1/350のエンタープライズ-Aの2隻分ぐらいの手間がかかりました。これ1隻作るならA型2隻作る方がいいかもしれません。元のモデルのギミックの完成度が高いのでそれを捨ててまでやるのは人には勧められないです。ただ、私の場合は唯一無二の操縦できる宇宙戦艦ヤマトが欲しい!という欲求が勝ったんだと思います。

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picture-A1●船体補強が肝

オリジナルモデルは船体が細かく分散され、構造材で補強するという方法をとっています。これはその方がモデル自体の曲面の形状を活かすのに都合の良い方法なのでしょうが、新たなメカを組み込もうとすると大きな問題になります。

水中モデルはメンテナンスも必要になりどうやって分解整備するかが重要になりますので分割の選択肢は多いに越したことはないのですが、逆に分割が多いと接合部の補強という問題が発生します。接合部の要に軽量パテとアルミ板を使い細かく補強を施しましたがそれでも十分とは言えません。


本来ならもう少し補強したいところですが、後記する展開翼のためにかなりの部分を妥協せざるを得ませんでした。 今回は、独自メカを載せるため船体補強設計のほとんどの部分を削除するという荒技を使いましたが、
その課程で気がついたのは船体各部、厚みや材料など細かく分けて設計されていて、さすがだと思います。これだけの大きさのモデルを接着剤不要のスナップキットで作るというのは並大抵のことではないのだと妙に感心したりしました。現状で必要最低限の補強はしましたが、実走モデルとしてまだ改造の余地はありますので今後の使い勝手を検討して追加作業もあるかもしれません。

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picture-A1●45口径46cm三連装衝撃砲(ショックカノン)。

主砲ショック・キャノンは水上走行旋回時のバランサー。ヤマトは水上走行時に旋回させると艦橋が外側に傾きます。そこで。オリジナルモデルの真鍮製主砲を使い旋回時に旋回方向へ傾けることで重心移動を行い艦の傾きを抑制するバランサーとしての機能を持たせました。

製作開始時にはこの真鍮製の主砲の重さを軽減するために穴を開けたりしようかとも考えてましたが、その重さを逆手にとり機能的に活用することを思いつきました。

また、これはプロポ側のコントロールを独立させたため水中で動かしてより雰囲気を出すギミックとしての活用も可能です。サーボ一つで3つの砲塔をリンケージで繋いで動かしています。 しかし、このメカを組み込んだおかげでメンテ用の分解をどうするかをかなり悩ませられることに・・・。

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picture-A1●波動砲ユニット1。

波動砲は2タイプ用意して付け替えられるようにしています。

ユニット1は1wのLEDを使用した高輝度タイプ。波動砲はプロポのコントロールで発光
します、


定番ではありますが省エネ、省電力、しかも自由に光らせることが出来ますので基本的にこのユニットがメインになっています。
正面から直視するとかなりまぶしいので すが、周りが明るすぎるとほとんど分かりません、やはり発光メカはインドアプールでしか役に立ちません、でも展示台に載せてサウンドユニットと合わせて光らせると輝度が高い分雰囲気倍増です。

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picture-A1●波動砲ユニット2。

波動砲はLEDでも良かったのですが、LED電飾に関してはすでにいろいろな水中モデルで使用されていますし、今一つインパクトがないのも事実です。そこで、もう一つのユニッ
トはストロボを仕込むことを考えました。


最初は写るんですをばらして仕込もうかとも思いましたが、基盤と放電管の位置関係が内蔵に適さないと言うこともあり色々探した結果、釣り用の蓄光ワームなどに光を当てる小型ストロボを発見。光量は今ひとつですがボタンを押すだけで発光という改造にうってつけな構造を重視し内蔵しました。ただ、放電管の長さを納めるために艦に水平に セットし反射板で前方へ光りを送るという方法を選択、よって反射波動砲と名付けました。水の中では高電圧のユニットは周りが水で伝導率が高いため電気が漏れてしまいそのままでは発光しなくなります。そこで絶縁処理をしなければならないのですが、まだ完璧ではなく現在調整中です。地上では全く問題ないのでこの手の改造は難しいです。水は低きに流れる、電気は通りやすい方に流れる・・・なんだけど。

ちなみにストロボ用電池は主電源とは分けて搭載しました。本来単3を2本使用するところ、スペースの問題で単5を2本に変更、その結果・・・発光間隔がやや長くなってしまいましたが、それでも電池が新しければ約3秒間隔で発光できます。電池が無くなってくるとそれこそ充電時間が長くなり、(まあもともとそんな雰囲気ですから)より雰囲気が出るような気もしています。 このストロボ、充電が終わると自動的に発光するため、スイッチオンしてもいつ光るかは分かりません・・・(´Д`;)

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picture-A1●メカボックス

メカ的にはENTERPRISE-1701-Aとほぼ同じですが、今回はGWSの受信機を使用しています。理由は、単に安売りで安かったから・・・ですが、この受信機専用小型クリスタルが必要になります。
しかも40MHz用でも陸用クリスタルの入手は困難なのです。でも大丈夫、クリスタルソケットから延長コードで自作ソケットを作ればフタバ用のクリスタルでちゃんと動いてくれます。

ボックスを開けてクリスタルを差すだけにしましたので、これでバンド変更も非常に楽に行えるようになりました。作るのが多少手間ですがいかんせん安く作れますので一挙両得です。

ところが・・・tecknoteにも書いたとおりGWSは水深2.5mほどで受信出来なくなってしまうことが判明
そこで、いつもの定番JettiのREX5に換装しました。はずしたGWSは何か別のに使うしか・・・。

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picture-A1●3D偏向ノズルは3D-ACTIVE DRIVEと命名

基本的に1/500のヤマト、ENTERPRISE-Aと同じ方式の3Dノズルを作成しました。ポンプからの水流をノズルで方向を変えることで進行方向を変えるシンプルなシステムです。この方式のメリットは外見にほとんど手を入れずに機動制御が可能な事です。

これは1/500のヤマトよりモデルの噴射口の絞りが緩いためより大きな舵角を作れるため大型化したにもかかわらずより旋回性能が上がっています。

これはバックが出来ないモデルにとってこれは非常に重要な要素で衝突回避に役立ちます。今までこの3Dノズルを3-D ACTIVE DIVE と呼んでいましたが、潜行方式と言うよりも機動方式という方がしっくりくるため 3D-ACTIVE DRIVEと勝手に命名しました。

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picture-A1●バスポンプ・パワーユニット
ENTERPRISE-Aと同じバスポンプを使用しています。
今回、バッテリーも共用できるように同じ物を使用しています。船体の大きさでENTERPRISEより抵抗が少ない為当然ヤマトの方が速く走ります。
これは実際やってみると興味深いですね。全く同じパワーユニットで違う形状のモデルを作ることでリアルに水の抵抗を感じることが出来ます。

水中モデルのSFスケールモデルの場合、速く走ればいいというものでもないので、よりイメージに近い走りをさせるにはどの程度のパワーユニットが必要かと言うデータが経験値的に分かってくるようになりました。このヤマトはこれがベストバランスではないかと思います。

またサーボは1/500のヤマトで使った水密サーボではなく辰巳の5mプールへの対応策でENTERPRISE-A用に作った防水ケース入りサーボをこちらにも使用しています。これで5mの水深でも大丈夫。作るたびにいろいろなノウハウが貯まっていきます。

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picture-A1●大気圏航行用展開翼

今回の製作で一番問題になったのがこの展開翼。なにせ、収納すると船体中央部一番スペースがあるところを上下に2分してしまいます。この展開翼さえなくせばメカレイアウトは飛躍的に楽になります。しかも船体補強という観点でもこの展開翼がない方が遥かに有利になります。

では、なぜこの展開翼を残したかというと操縦性の変化を楽しむ、と言う一点につきます。ヤマトはこの展開翼が無くても3D機動に関しては大きな問題はありません。しかし、1/500のヤマトでも注意深く試してみると少ない面積の翼でも多少影響があることに気がつきました。

特に上下方向の操縦性がマイルドになり、船体がリニアに反応します。ですから1/350の方でも操縦性を重視するときには翼があった方がよいという結論に達しました。
しかしこの展開翼のためにバッテリーボックスを新方式で作らねばならない事や、そのバッテリーボックスの取り外しの為に補強用のバーの追加などをあきらめたりと、この展開翼こそ今回一番苦しめられたメカとなりました。

しかも実験した結果全開時よりも1/2程度開いたときの方が操縦性がいいことを発見。こればかりはやってみないと分かりません。どのみち半分だけでもスペース的に変わる物でもなくいいといえばいいんですが。

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picture-A1●メカ配置

レイアウトの基本は1/500と同じですが大きく違うのは波動砲ユニットとバッテリーケース。波動砲ユニットは空気のある空間部分を多少増やして浮力を少々稼いでします。


1/500はこの船首部分の浮力材で前後バランスをとっていましたが、1/350ではその部分は波動砲メカで埋まってしまうためここがマイナス浮力だとバランス取りが難しくなります。そして一番の問題はバッテリーケースでした。

展開翼で内部が 上下に2分されるためケースを上下に分けるか下部のみに配置するか大いに迷った結果、船体下部に納めることにしました。これは浮力のバランスを考えると船体下部に重量物に配置した方がバランス的に有利だからです。

その結果2列4個ずつ配置する細長いバッテリーケースを自作しました。ENTERPRISEでも走行時にかなり発熱しますから熱対策用にアルミを採用した水冷ケースにしています。またメカユニット部で発熱するアンプに関してもいつもの水冷ヒートシンクを使用してメカ保護を行っています。

単純なボックスで空気が多い場合は発熱すると内部気圧が高まり接着剤を破って水密が保たれなくなる危険があります。そこで発熱が大きいところはなるべく内部容積が小さくなるようにして温度変化による空気圧の変化が少なくなるようにすると共に、周りが水なので積極的に冷却するという方法をとっています。レイアウトや浮力材の増減でのバランスのとりやすさだけでなく、これが分散水密ケースを利用するもう一つの利点となります。

昨今リポ電池が流行っており、小型軽量で高容量を稼げるため理想的ではあるのですが、水中モデルの場合は万が一の浸水を考えるとまだ使用を見合わせています。私の場合、ボックス自体に問題が無くてもネジのゆるみ、というより閉め方が甘かったりとかで何回か浸水を経験しています。その為水に弱いリポに関しては少々手を出しにくくなっています。

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picture-A1●電飾

1/350のヤマトの電飾はLED5個のみ。
ENTERPRISE-Aの1/10で、非常に楽でした。艦橋に2個第三艦橋に1個、補助エンジン部に2個、それだけです。波動エンジンにもLEDを入れたかったのですが、3D偏向メカがあり一番きれいに光るところに配置できないため断念しました。 試しに4個仕込んでみましたがどうやっても光り方が均一にならず 変な光り方をするぐらいならない方がいいという判断です。

また、電飾用バッテリーも分けて搭載することも考えましたが複雑なメカ配置を更に悪化させることになるため主バッテリーからとっています。

LED5個ぐらいなら走行時間に影響することもなく、電飾のみの点灯を可能にするためバッテリーボックスのコネクターを2系列にして走行用、電飾用と繋ぐだけですむようにしています。

今回もスイッチは設けておらずコネクタの抜き差しだけでON/OFFを行っています。これが一番確実!更に電飾用コネクタは充電器と同じ物を使用しているのでバッテリーケースをはずさずにバッテリーの充電も行えるようになっています。(これは少々危険ですが・・・)

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picture-A1●電飾展示台

せっかく音が出る展示台があるのでこれを使わない手はありません。本来使わない予定のオリジナルメカでしたがリモコンと主メカ回路を利用して音が楽しめる展示台を製作。これで気分はバンダイオリジナルモデル・・・

波動砲とエンジン部のLEDは展示台の支柱に埋め込み音と共に船体の前方と後方を照らします。部屋に置いて光らせると音と共に壁を照らすので真横から見てるとそれなりの雰囲気が楽しめます・・・(T T) 
また、艦橋内の照明用はLEDを交換し電飾台に埋め込み船体下部を照らします。

と、これをやってみたらENTERPRISE用のLED展示台が作りたくなってきました。それこそスペースドックを作る手もありますが大型な船体の更にまた大きな囲いを作るのもなんなのでコンパクトなライトアップ用展示台を作成する方がいいと思っています。

●まとめ
1/350の動画は後日公開予定です。とりあえずSTERFLEET Y_D_DCOKS YAMATOシリーズはこれで完結。これだけ思い切ったヤマトを発売してくれたバンダイさんに感謝すると共に、もう二度と出ないとは思うけれどもスタートレックシリーズの再販を期待しつつ(どこぞで1/350のVOYAGERや1/700のDやEも作ってくれないかなぁ・・・)YAMATOの製作レポートは一旦終わります。(ただし、まだまた改良などは行っていきます)

しかし(つД`)オリジナルのメカの動きが見たかったなぁ。それが実に悔やまれます。

走行シーンの動画はVisual Lounge にて公開中。